烏宿神社霜月まつり はだか参り

我が家の氏神様、烏宿神社は標高550㍍の烏宿山の山頂にあります。千有余年の昔、修験道の霊山として開かれたため、昭和30年代までは女人禁制の霊山であったそうです。
またその中腹には、御池と呼ばれる清水の湧き出る泉があり、江戸時代には、天領日田の干ばつの危機を防いだといわれる、幻の水をたたえる池があります。
以来、参拝者は当神社の年1回の祭りの日に当たる12月15日の霜月まつりにあわせて、はだか参りをするようになったと言われます。今年もその伝統を守って、12月14日の晩に行いました。参拝者は福岡市や北九州市などから駆け付けて下さいました。はだか参り参拝者がおよそ30人、またカメラやビデオを持って駆け付けた方がおよそ40名、熊本や大分、福岡から訪れてくれたようです。
遠方の方から伺うと、どこの町や村も、こうしたお祭りがなくなっていて、参加することはもとより見ることすらできなくなっていると話していました。この烏宿神社のはだか参りは、私たちの地域の人のためのおまつりと思っていましたが、そうではなかったんですね。
ふるさとを愛する人たち、伝統文化を大切に思う人たちといった、全国各地のみんなの祭りだったんだと知らされました。まつりの伝統を継承することの大切さを再認識しました。
また来年も、こうした思いをもった人が一緒に会してお祭りを開催できたらと思います。どうぞよろしくお願いします。
| ホーム |